腰椎変性疾患

腰椎変性疾患
外側型腰椎椎間板ヘルニアの頻度は少ない(約8%)とされてきたが、診断が困難なことが原因。私のシリーズでは22%と決して少なくない。

2020/8/24 更新 1.椎間孔部ヘルニアと外側型ヘルニアの違い 始めに、一般的に使われてきた外側型ヘルニアとここで使われる椎間孔部ヘルニアの用語の違いを説明します。外側型ヘルニアは通常、ヘルニアが椎間孔内にある狭義 […]

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腰椎椎間板ヘルニア
MD法を行った腰椎椎間板ヘルニア1359例の発症年齢は高齢化を示した。少子高齢化の影響か、それとも私のデータに限ったことか。

1.腰椎椎間板ヘルニアの発症年齢の高齢化 平成14年12月から令和2年3月までの約17年間にMD法を行った腰椎椎間板ヘルニアは1359例。男性:女性=877:482。 男性が女性の約1.9倍、過去のデータ同様の結果でした […]

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腰椎変性疾患
平成14年12月から令和2年3月までの約17年間、私の腰椎変性疾患の手術治療がどう変わってきたか、その概要を説明しました。

1.脊椎手術の歩み 私は脳神経外科手術全般を手がけましたが、その中でも脳動脈瘤などの脳血管障害の手術が多くを占めました。腰椎手術には昭和62年頃に着手し、平成14年12月にMD法を採用するまでに約200例の顕微鏡手術を経 […]

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腰椎変性疾患
腰椎椎間孔狭窄症に対してMD法により正中内側から椎間孔拡大術を行い、神経根を除圧したケースの紹介。

1.はじめに 椎間孔部とは、椎間孔と椎間孔外の両方を含む領域を指します。また、椎間孔は内側部と外側部に分けますが、狭窄病変は内側部に限局するもの、外側部に限局するもの、さらに椎間孔全体に及ぶ三つのタイプがあります。今回は […]

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腰椎変性疾患
腰椎椎間孔内外狭窄症は加齢と共に増える腰椎変性疾患です。その特徴とMD法による神経根除圧術について解説しました。

椎間孔内と椎間孔外に狭窄病変が存在する、椎間孔内外狭窄症例でも、最小侵襲手術法(minimally invasive surgery:MIS)の一つであるMD法で対応できます。この部位へは後外側アプローチを取り、椎間孔内 […]

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腰椎椎間孔外狭窄症
腰椎椎間孔外狭窄症は医師が疑っても、確定診断にはなかなか至らない疾患です。手術法は医師によって異なるため、患者には戸惑いが起こり易い。

腰椎椎間孔部病変として、椎間板ヘルニアと狭窄症がある。ヘルニアには椎間孔内(外側型)ヘルニアと椎間孔外(超外側型)ヘルニアがあり、狭窄症には椎間孔狭窄症と椎間孔外狭窄症(far-out syndrome)がある。今回は、 […]

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腰椎椎間板ヘルニア
術後症状の改善が悪いのに、「腰椎椎間版ヘルニアの手術は成功した」と医師から説明を受けました。本当に成功したのであろうか?この疑問に答えます。

辛い痛みのためにヘルニアの手術を受けたのに、期待していたほど痛みが良くならない。医師は「手術は成功した」と説明するけれど本当に成功したのだろうか、こんな疑問にとらわれる患者さんに時折出会うことがあります。 痛みの程度を客 […]

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腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアを慢性化させると、腰椎変形と腰痛の悪循環が起こり、別の腰椎病変を引き起こす危険性が高まる。

腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛や坐骨神経痛が慢性化すると、腰椎の変形が進んで、腰痛が悪化し、別の腰椎病変が発生します。これが腰椎椎間板ヘルニアを慢性化させてはならない理由です。 ヘルニアの患者さんを診察していて目にするのは […]

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腰椎変性疾患
医師選びは難しい!何を基準に選んだらよいか?私が勧める脊椎外科医を選ぶ4つの基準

ヒトを選ぶ難しさは色々ありますが、難しくて切実なのは「医師選び」と言われています。自分や家族の運命を左右するかもしれない「医師選び」、共に考えてみましょう。 病気になった時、とりわけその病気が手術などのリスクを伴う治療が […]

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腰椎分離すべり症
腰椎分離症・分離すべり症は男性に多く、小児期の腰痛の原因となり、長い経過の中で坐骨神経痛も加わって、生活が困難になる病気です。

腰椎分離症は腰痛の原因として知られ、椎間板ヘルニアと並んで、成人はもとより小児でも注意の必要な疾患です。分離症の多くは腰椎の疲労骨折が原因です。分離が起き、さらにすべりが起きたものが分離すべり症。これら腰椎分離症と分離す […]

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