腰椎変性疾患

MD法
高齢者の腰椎変性疾患:低侵襲手術の現状報告(2)

高齢者は幾つもの基礎疾患を持っていることが多い。中でもMRI禁忌となるペースメーカー装着者では、脊髄造影検査やCTミエログラフィーなどの検査が診断に必要になります。しかしながら、抗凝固剤の服用などでこれらの代替え検査が無視できないリスクとなる場合があります。今回は90歳と超高齢の女性で、CTのみで腰椎手術を行ったケースを紹介しました。

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腰椎変性疾患
高齢者の腰椎変性疾患:低侵襲手術の現状報告(1)

超高齢者の腰椎変性疾患でも、低侵襲手術によりピンポイントに神経除圧術を行うことによって辛い痛みや生活の不自由を改善することが可能です。

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腰椎変性疾患
高齢者の腰椎変性疾患における低侵襲手術の現状をシリーズでお伝えします。

私の外来には、腰椎変性疾患による痛みやしびれで生活が不自由になることを心配して受診される高齢者が増えています。多くの患者さんは既に薬物治療や物療などを受けていますが、症状の改善が得られないばかりか、むしろ悪化していると訴 […]

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腰椎変性疾患
神経除圧術で治療可能な腰椎分離すべり症とは?

固定術の合併症を恐れて手術を敬遠する患者さんへ。2cmの切開で痛み・しびれを取る手術法の紹介。  固定術が必要とされてきた腰椎すべり症に対して、近年、拘扼神経の除圧術のみを行う医師が増加している。もちろん固定術が必要なケ […]

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腰椎変性疾患
札幌美しが丘脳神経外科病院で第一例目の脊椎手術が施行されました。

8月から私は札幌美しが丘脳神経外科病院で診療を開始するとともに、脊椎手術へ向けて準備を進めました。そして、9月に開院第一例目となる頚椎椎間板ヘルニアの前方固定術を実施しました。 患者さんは70代男性で、症状は両手の使いに […]

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腰椎分離すべり症
腰椎分離症・分離すべり症 154例の約30%で、MD法による神経根除圧術を施行。固定術か除圧術か、それが問題!

1.はじめに 腰椎分離症・分離すべり症は無症状で偶然発見されることや、繰返す腰痛があっても生活に大きな支障のないことが多い疾患です。しかし、一旦、悪化・進行のプロセスに入ると生活が大きく損なわれていきます。 これらの疾患 […]

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腰椎変性すべり症
腰椎変性すべり症に対する固定術は、70歳以降では特例を除いて不要です。

1.手術方針の決定に術前の情報収集が重要 平成15年から令和2年3月までに私が執刀した腰椎変性すべり症は564件です。本症でどのような手術法を取るかは大きな問題になります。手術法を決めるには、すべりの程度や、すべり部の異 […]

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腰椎変性疾患
再発腰椎椎間板ヘルニアに固定術は第一選択とすべきでない。

1.再発椎間板ヘルニアの頻度 過去107例で再発椎間板ヘルニアにMD法を行いました。全ヘルニア手術の約8%に当たります。この数値は他の医療機関の再発ヘルニアも加えたもので、私が執刀した症例に限ると再発ヘルニア手術は3%弱 […]

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腰椎椎間板ヘルニア
医療相談室 Q&A集

-医療相談4-腰椎椎間板ヘルニアの術後、下肢のしびれは良くなったが、痛みが良くならなかったのはなぜですか? 術後、痛みとしびれの改善に乖離が起こる場合、どう考えるべきか、なかなか悩ましい問題です。 相談者:37歳女性 術 […]

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腰椎椎間板ヘルニア
医療相談室 Q&A集

-医療相談3- 腰椎椎間板ヘルニアが「小さいのでたいしたことはない」、「強い痛みになるはずはない」と担当医から言われているが、激痛で辛い状態が続いています。ヘルニアが小さいと激痛はおこらないのでしょうか? 60代、男性 […]

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