腰椎変性疾患
低侵襲除圧術による固定隣接椎間の再発治療
71歳女性患者は、4年前に脊椎手術を受けたが、再発症状として新たに腰痛や下肢痛が現れた。神経圧迫を特定後、MD法による神経除圧術を実施し、症状は改善。固定に伴う再発には、適切な治療法選択が重要である。
高齢者の腰椎変性疾患:低侵襲手術の現状報告(3)
86歳の女性が腰椎変性疾患をMD法手術で克服しました。長年の痛みや生活の質の低下に悩まされ、薬物治療が無効な中、低侵襲手術で神経の圧迫を除去。術後2週間で驚異的回復を遂げ、日常生活に自立。希望を持てるメッセージが伝えられています。
腰椎固定術後、腰痛と両下肢痛のため歩行困難となった60代女性
経過 8年前に第3腰椎から第1仙椎間(L3-S1)の3椎間の固定術(TLIF+PS固定)*を受けていますが、詳細は不明です。術後しばらくは概ね生活に支障はありませんでしたが、次第に腰痛と両側の臀部から大腿部の痛みが出現す […]
腰椎治療難民の実態と改善策を連載でお届けします。
腰椎治療難民の現状と改善策の現状と改善策:はじめにhttps://www.spine-drshujisato.com/2025/01/12/lumbar-treatment-refugees-introduction/ […]
腰椎治療難民の現状と改善策:はじめに
私は2014年に発刊された著書「腰椎手術はこわくない」の冒頭で、腰痛治療難民という言葉を用いました。この言葉が意味するのは、腰痛を治してくれる治療者を求めて、あちらこちらの治療機関を転々とするものの、病状は一進一退を繰り […]
高齢者の腰椎変性疾患:低侵襲手術の現状報告(2)
高齢者は幾つもの基礎疾患を持っていることが多い。中でもMRI禁忌となるペースメーカー装着者では、脊髄造影検査やCTミエログラフィーなどの検査が診断に必要になります。しかしながら、抗凝固剤の服用などでこれらの代替え検査が無視できないリスクとなる場合があります。今回は90歳と超高齢の女性で、CTのみで腰椎手術を行ったケースを紹介しました。
高齢者の腰椎変性疾患:低侵襲手術の現状報告(1)
超高齢者の腰椎変性疾患でも、低侵襲手術によりピンポイントに神経除圧術を行うことによって辛い痛みや生活の不自由を改善することが可能です。
高齢者の腰椎変性疾患における低侵襲手術の現状をシリーズでお伝えします。
私の外来には、腰椎変性疾患による痛みやしびれで生活が不自由になることを心配して受診される高齢者が増えています。多くの患者さんは既に薬物治療や物療などを受けていますが、症状の改善が得られないばかりか、むしろ悪化していると訴 […]
神経除圧術で治療可能な腰椎分離すべり症とは?
固定術の合併症を恐れて手術を敬遠する患者さんへ。2cmの切開で痛み・しびれを取る手術法の紹介。 固定術が必要とされてきた腰椎すべり症に対して、近年、拘扼神経の除圧術のみを行う医師が増加している。もちろん固定術が必要なケ […]
札幌美しが丘脳神経外科病院で第一例目の脊椎手術が施行されました。
8月から私は札幌美しが丘脳神経外科病院で診療を開始するとともに、脊椎手術へ向けて準備を進めました。そして、9月に開院第一例目となる頚椎椎間板ヘルニアの前方固定術を実施しました。 患者さんは70代男性で、症状は両手の使いに […]