腰椎変性疾患の診断と治療

腰椎変性疾患には、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間孔狭窄症、分離症、すべり症、側弯症、骨化症など、様々な疾患があります。これらが単独で発症することもあれば、併存することもあります。そもそも、腰椎変性疾患とは腰椎の加齢現象が基にあって起こる疾患です。従って、どこまでが生理的老化であり、どこからが病的状態であるのか、この境を明確にすることはできません。唯一、患者さんが自覚する痛み・しびれが病的になってきたことの兆候と言えます。患者さんの症状と検査所見から、腰椎のどこに、どんな問題があるのか、そしてどのように治療すべか、我々医師は医学的知見と経験から答えを模索します。これは専門家たる医師の役割・使命ですが、その結果を身で受けるのは患者さん自身です。悔いの残らぬ治療にするためにも、患者さん自身が腰椎変性疾患の正しい知識を持つことが必要と私は思います。このセクションでは、腰椎変性疾患の診断と治療に関する有用な情報を発信していきます。

記事25:高齢者の腰椎変性疾患b:低侵襲手術の現状報告(2)
https://www.spine-drshujisato.com/2024/09/19/elderly-lumbar-spondylosis-report2/

記事24:高齢者の腰椎変性疾患:低侵襲手術の現状報告(1)
https://www.spine-drshujisato.com/2024/06/29/elderly-lumba-spondylosis-report1/                                         

記事23:高齢者の腰椎変性疾患における低侵襲手術の現状をシリーズでお伝えします。          
https://www.spine-drshujisato.com/2023/10/09/elderly-lumbar-spondylosis-report/

記事22: 神経除圧術で治療可能な腰椎分離すべり症とは?
https://www.spine-drshujisato.com/2021/02/12/lumbar-spondylolytic-listhesis-md/

記事21:腰部脊柱管狭窄症は加齢で増加し、再発時には約30%で他椎間に新しい病変を合併していたが、全例MD法で対処可能であった。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/07/19/recurrent-lumbar-canal-stenosis/

記事20:腰椎分離症・分離すべり症154例の約30%で、MD法による神経根除圧術を施行。固定術か除圧術か、それが問題である
https://www.spine-drshujisato.com/2020/07/11/spondylolysis-spondylolytic-spondylolisthesis/

記事19:腰椎変性すべり症に対する固定術は、70歳以降では特例を除き不要である。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/07/10/lumbar-spondylolisthesis/

記事18:腰椎椎間板ヘルニア再発には、もはや固定術を第一選択とすべきではない。
https://www.spine-drshujisatoは.com/2020/07/07/recurrent-lumbar-disc-hernia/

記事17:外側型椎間板ヘルニアの発症率は約8%とされていますが、私のシリーズでは22%あり、決して少なくありません。診断の困難さが低い発症率の原因と推測されます。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/06/23/lateral-disc-hernia/

記事16:MD法を行った腰椎椎間板ヘルニア1359例から、ヘルニア発症は高齢化していることが疑われます。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/06/21/lumbar-disc-hernia-frequence/

記事15:椎間孔部病変を適切に扱えるかは、腰椎変性疾患を専門とする脊椎外科医の重要な条件です。「椎間孔部病変を制する者は腰椎変性疾患を制する」と言っても過言ではありません。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/06/16/lumbar-foraminal-site-lesions/

記事14:平成14年12月から令和2年3月までの17年間、私の腰椎変性疾患の手術治療がどう変わってきたか、その概要を説明しました。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/06/12/degenerative-lumbar-disease-trend/

記事13:腰椎椎間孔狭窄症に対してMD法により正中内側から椎間孔拡大術を行い、神経根を除圧したケースの紹介。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/06/07/foraminal-stenosis-md/

記事12:腰椎椎間孔内外狭窄症は加齢と共に増える腰椎変性疾患です。その特徴とMD法による神経根除圧術について解説しました。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/06/04/lumbar-foraminal-extraforminal-leisonss/

記事11:腰椎椎間孔外狭窄症は医師が疑っても、確定診断にはなかなか至らない疾患です。手術法は医師によって異なるため、患者には戸惑いが起こり易い。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/06/03/extraforaminal-stenosis/

記事10:腰椎分離症・分離すべり症は男性に多く、小児期の腰痛の原因となり、長い経過の中で坐骨神経痛も加わって、生活が困難になる病気です。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/05/27/lumbar-spondylolyticlisthesis/

記事9:腰椎変性すべり症は女性に多く、  人生における華やかな日々を蝕み、老後の夢を奪い取る痛ましい病気です。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/05/26/lumbar-spondylolisthesis-stage/

記事8:腰椎椎間板ヘルニアが自然治癒へ向かっているかどうか、患者自身で判断する方法
https://www.spine-drshujisato.com/2020/05/23/disc-hernia-natural-healing/

記事7:腰部脊柱管狭窄症は生活の質を損なう代表的疾患です。高齢化が進む我が国では、これからも増加していくと予測されます。・・・
https://www.spine-drshujisato.com/2020/05/21/lumbar-canal-stenosis-type/

記事6:腰椎変性疾患では、術前の神経障害の程度で手術結果が大きく変わる
https://www.spine-drshujisato.com/2020/05/20/postoperative-pain/

記事5:臨床ステージによる腰椎椎間板ヘルニアの治療
腰椎椎間板ヘルニアの臨床ステージに従って治療法を説明しました。特に生活状の注意点、手術へ切り替えるタミングについて説明しました。次のpageをご覧ください。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/05/12/lumbar-disc-hernia-therapy/

記事4:腰椎椎間板ヘルニアの臨床ステージを理解して治療に臨むことが重要!
腰椎椎間板ヘルニアは三つの臨床ステージがあり、各段階に応じた治療法の選択が必要です。次のpageをご覧ください。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/05/10/clinical-stage/

記事3: 椎間板手術が失敗した理由は?
手術が予想を裏切り、失敗したと思われる時、どんなことを考えなければならないか。次のpageをご覧下さい。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/05/09/failed-surgery/

記事2:手術結果を左右する”手術のタイミング”
手術結果に影響する要因には幾つかありますが、その中でも重要なのが手術のタイミングです。タイミングが悪いと、治るものさえ治らなくなります。 その理由は次のpageをご覧ください。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/05/08/operation-timing/

記事1:腰椎変性すべり症:MD法による除圧術
すべり症だから、必ず固定術が必要なわけではありません。一般に高齢者では、固定術は必要でありません。その理由は次のpageをご覧ください。
https://www.spine-drshujisato.com/2020/05/06/spondylolishtesis/

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